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中野サンプラザを一つのアート作品として残す「アーカイブプロジェクト」スタート!
2023.02.21

中野サンプラザを一つのアート作品として残す「アーカイブプロジェクト」スタート!

惜しまれながら閉館する中野サンプラザの姿を、一つのアート作品として記録し未来に継承する企画として「フォトアーカイブ」プロジェクトを行なっています

閉館予定の2023年7月まで、中野サンプラザが実際に使われている様子を撮影し、一つの作品として未来に継承するプロジェクトです。その作品アーティストとして依頼をしたのは、国内外で活動をされている写真家 西野壮平さん。2022年にはテレビ番組「情熱大陸」にも取り上げられ、ますます人気が高まっています。

一つのアート作品として残すこと

中野サンプラザの閉館までの間に、中野サンプラザを実際に使っている、携わっている人々の様子を中心に、撮影を行なっています。撮影した数万枚の写真が合わさって、中野サンプラザを表す一つの大きなアート作品になる予定です。

西野さんは、歩くことや旅を通して得た体験をもとに、時間をかけて作品を制作しています。山や街の姿を数万枚もの写真に収めて一つの作品に仕上げていく作風で、いくつも大作が誕生しています。
近くで見るとたくさんの人々や風景が、遠くから引いて見ると絵図や地図のようにも見え、その迫力ある作品たちは、どれも実際に作品を目の前にすると、驚きと感動を覚えます。

中野サンプラザの中にはレストランやカフェ、スポーツジム、ボーリング場などの娯楽施設から、ホテルや結婚式場、研修室や華やかなバンケットルームなど、幅広い機能を持ち合わせており、一つの「都市」のようにも捉えることができます。街や山々の様子などを丁寧に観察・撮影し作品にしてきた西野さんに制作依頼をすることで、中野サンプラザのさまざまな場面が撮り集められるのではないかと考え、西野さんに作品制作を依頼しました。

一つのアート作品をつくり残すことで、皆さんと一緒に眺め、懐かしんだり、思い出話に笑ったりできるような「中野サンプラザのアーカイブ」の取り組みになるのではないかと考えています。
完成した作品は、どなたでも自由に鑑賞できる場所に設置することを目指しています。

撮影にご協力くださった皆さまへ(撮影した写真の使い方について)

  1. おおよそ高さ3〜4mの大きな作品を想定しており、その一部(数万枚のうちの1枚)として張り合わせて使用します
  2. 撮影した写真の全てを必ず使うことをお約束するものではありません
  3. 作品内では、一枚一枚を近くで見るとお顔がわかる場合があるサイズ感を予定しています(イメージについては、過去の西野さんの作品などをご参照ください
  4. 撮影した写真は作品制作に使用し、データの提供・データのお渡しは行なっていません
  5. このプロジェクトを広く知ってもらうための広報活動の中で使用する場合があります
作品「Mountain Line ” FUJI”」/写真を張り合わせていく様子

作品のお披露目の時期について

作品は撮影後も数ヶ月をかけて制作を行います。詳細が決まり次第、ウェブサイト内や公式SNSにてお知らせをしていきます。ぜひ完成を楽しみにお待ちください!

関連するトークイベントを開催しました

このプロジェクトの企画として、西野壮平さんとのトークイベントを2月16日に中野サンプラザにて開催いたしました。当日の様子は別途、こちらのサイトでお知らせいたします。

アーティスト紹介
写真家 西野壮平氏

1982年、兵庫生まれ。大阪芸術大学写真学科を2004年に卒業、その後活動の拠点を静岡で制作活動を行っている。

主な展示
2010年 「DAEGU PHOTO ビエンナーレ」大邱、韓国
2012年 「日本の新進作家展vol.10」東京都写真美術館
2012年 「フェスティバル Images Vevey」ヴェヴェイ、スイス
2013年 「Of Walking グループ展」Museum of Contemporary Photography、 シカゴ
2016年 「New Work: Sohei Nishino Exhibition」サンフランシスコ近代美術館、アメリカ
2020年 「東海道」MITSUKOSHI CONTEMPORARY GALLERY
2022年 「線をなぞる“tracing lines” 」キヤノンギャラリー S   他

主な受賞
2004年 大阪芸術大学卒業制作展 学長賞
2005年 JPS企画展ヤングアイ 日本写真家協会会長賞
2005年 Canon写真新世紀 南條史生氏選優秀賞
2013年 日本写真協会賞新人賞
2013年 Foam Talents Call 2013
2017年 Prix Pictet 「SPACE」 Finalist
2018年 MAST Foundation Photography Grant    他

西野さんのその他の作品や公式サイト・SNSはこちら

西野さんの作品例 「Mountain Line “FUJI”」とその拡大

西野さんが大切にしているのは地域の「人」の撮影。作品を近くで見ると人々の様子を生き生きと感じられます。

「Mountain Line “FUJI”」と西野さん
2020年、2年ぶりに開山した富士山の登山風景を撮影し1枚の絵に仕上げた、高さ約4mの大作。
「Mountain Line “FUJI”」の一部分

お問い合わせ・ご協力のお申し出について

このプロジェクトは、中野サンプラザシティエリアマネジメント準備会により実施しています。
ご関心・ご協力の可能性がございましたら、お問い合わせフォームからぜひご連絡ください。

お問い合わせフォーム


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