「さよなら中野サンプラザ」報道機関向け閉館セレモニー内容を公開！

7月2日（土）の山下達郎さんの公演をもって閉館した、中野サンプラザ。
夜21：30頃から実施された閉館セレモニーについて、安全上の理由などから一般公開はされませんでしたが、これからの中野駅周辺の街づくりを盛り上げていくメンバーとして参加できましたので、内容をレポートします。

セレモニーには多くの報道関係者が集まっていました。

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登壇者

右から中野サンプラザ・佐藤章社長、中野サンプラザ・金野晃会長、酒井直人中野区長、酒井たくや中野区議会議長、野村不動産・松尾大作社長

登壇者からのご挨拶（一部抜粋）

酒井中野区長
「岐阜から上京してきて最初に住んだのが中野。初めて中野駅に降りて目にしたのがサンプラザでした。私も全国に沢山いらっしゃるサンプラザのファンの一人だと思っております。今後、中野駅周辺は大きな開発が控えており、50年間のサンプラザのDNAを引き継いで、新しい街づくりを区民の皆様と行っていきたいと考えております。」

酒井中野区議会議長
「中野サンプラザ、本当にありがとうございました。実は私は中野サンプラザと同級生です。中野サンプラザが民営化された際は私が初当選したときでもありました。そして、議長になってこの閉館セレモニーに参加できること、節目節目にサンプラザとご縁があること、非常にうれしく思っております。サンプラザは中野区民の家族だと思っています。家族である中野サンプラザが今後大きく生まれ変わる際に、また中野区民で暖かく迎え入れたい、そんな事業を進めていかなければならないと思っております。」

中野サンプラザ・佐藤社長
「中野サンプラザは1973年の開館以来、コンサートホールを中心に全国的に名前を知られる存在になりました。また区民の皆様をはじめ多くの皆様にとっては、結婚式や入学式など、一人一人の歴史を刻む役割を担ってきたと感じております。2023年7月2日をもって中野サンプラザは50年の歴史に一旦幕を下ろしますが、皆様の大切な思い出が特徴的なビルの形と共に、皆様の心の中に残っていくのであれば大変素晴らしいことであると思っております。50年間のご愛好に感謝いたします。」

野村不動産・松尾社長
「50年という半世紀にわたる長い間、中野サンプラザの運営に携わっていた数多くの皆様、さらにアーティストの皆様、そして中野区民をはじめ愛着を持って見守っていただいた多くの皆様の気持ちに十分に応え、事業の推進を行って参ります。皆様これからどうぞよろしくお願いします。」

中野サンプラザ・金野会長
「中野サンプラザは31年間国の施設として、その後19年間は中野区が出資した民間会社として、多様な機能を持つ文化複合施設として運営してきました。その間には東日本大震災の帰宅困難者の受け入れや新型コロナウイルスの流行による休館など様々な出来事がありました。そのような中でも、人が集い、交流する場としての施設の機能を活用してできる限りのことをしてきました。これから中野サンプラザを引き継いで新しく建設される施設が、多くの人に愛され、親しまれ、魅力あることになる施設になることを期待しております。」

これまでのサンプラザから未来のサンプラザへの贈呈

中野サンプラザ・金野会長から野村不動産・松尾社長へ「さよなら中野サンプラザ音楽祭」参加アーティストのサインが入った記念の椅子（ホールのイスです）の贈呈がありました。

”中野サンプラザ”と言えばこの人・・・！

サンプラザ中野くん
「この芸名でデビューし、来年で40年を迎えます。10年ほど先輩の”中野サンプラザ”さんには、いつも優しくしていただき、応援して頂き、このエンタメ業界をともに歩んできた、いや、駆け抜けてきたような気がします。いつも暖かく見守って頂ける中野の皆様もありがとうございました。今日で中野サンプラザは閉館となりますが、新しい施設が開業するまでの間、サンプラザの名前は私が守ってまいりますので、サンプラザの名前を忘れることなく、新しい中野を楽しみに待とうではありませんか。」